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【賃貸】壁に画びょうとかクギはOK?

いらっしゃい、カヲル(@arida_kaoru)です!

本日契約がありまして、契約中にお客さんから質問がありました。

女性
女性
壁に画びょうとかクギって使っていいんですか?

これは契約時に結構聞かれることです。

ポスターやカレンダーを貼ったりするのに画びょうとかクギとか使ってる人もいらっしゃるかと思います。

さあ、どうなんでしょうか?

通常の生活で行われる範囲のものであるかどうか

結論から言うと、通常の生活で行われる範囲のものであれば、通常の損耗のものであると考えられます。

よって、ポスター、カレンダーは通常の生活上のことであるため、画びょう程度の穴であれば、退去時の入居者負担はないと言えます。

オナギ
オナギ
クギは?
カヲルくん
カヲルくん
クギやネジは、通常とは考えられない可能性があるから、気を付けた方が良いかもね。
オナギ
オナギ
クギと画びょうで何が違うん?
カヲルくん
カヲルくん
んー、穴の大きさでしょうかね。
オナギ
オナギ
細めのクギならOK?
カヲルくん
カヲルくん
んー、通常の生活での穴と判断されれば。
オナギ
オナギ
通常の生活て誰を基準に?
カヲルくん
カヲルくん
んー、一般的な、、。

 

とういうことで、トラブルの原因になるんですよね。

だから、法律とかで規制されてなくて、ガイドラインってことで国交省が決めてます。これも今までのトラブルを踏まえて、考えられているんだけど、これが絶対です!ってことじゃないんですよね。

※国土交通省:「原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて

唯一、東京都だけが、国交省のガイドラインを基に「東京都賃貸住宅紛争防止条例」っていう条例を作ってます。石原都知事の時だったと思いますけど。

 

東京都賃貸住宅紛争防止条例ってなに?

先ほど、説明させて頂いたように、国交省が決めているガイドラインで全国の不動産業者が退去時の費用負担などを決めているんですが、あくまでガイドラインなんです。

「こうです!」「こうしなさい!」ではなく、「こう言われてますけども~」「ガイドラインではこうなんですけどね~」みたいな強制力がないというか。あいまいな部分も多いんですよね。

で、東京都の石原都知事が、

 

これじゃ、だめじゃん!

YOU!退去時のルール作っちゃいなよっ!

東京が先頭に立って、作っちゃいなよ!

 

って言ったか、言ってないか分かりませんけど、

オナギ
オナギ
あきらか、言ってないよ。

出来たのが、「賃貸住宅紛争防止条例」なんです。

どういった内容かというと、、

住宅の賃貸借に係る紛争を防止するため、原状回復等に関する民法などの法律上の原則や判例により定着した考え方を宅地建物取引業者が説明することを義務付けたもの

 

宅建業者が具体的に行うこととして、、

・退去時の通常損耗等の復旧は、貸主が行うことが基本であること

・入居中の必要な修繕は、貸主が行うことが基本であること

・賃貸借契約中で、借主の負担する部分を具体的に説明すること

・修繕および維持管理等に関する連絡先を記載すること

 

となっております。

契約時に退去時や入居中の入居者の負担内容を説明し、書面に署名・捺印をもらうようになり、宅建業者の手間は増えましたが、トラブルは減ったようですよ。

オナギ
オナギ
なるほど、今の部屋の契約書に「故意過失による原状回復費は借主負担」しか書いてねーや。
カヲルくん
カヲルくん
そうなのよね。何が故意過失なのか、いくら掛かるのかとか書いてない契約書多いんですよね。

 

そうなんです。

東京都以外の道府県ですと、「賃貸住宅紛争防止条例」のような説明義務がないんで、明確に記載されていないことが多いんですよ。

それで、退去になって、いくら掛かります!いやいや、聞いてない聞いてない、ってトラブルになるんですよね。

賃貸住宅紛争防止条例」があれば、説明してますし、署名捺印もらってるんで、聞いてない!はないですもんね。

また、「特約」というのを設定出来るようになってまして、ガイドラインとは真逆のことを記載することも可能です。

 

例えば、、

・退去時のクリーニング費用(○○〇円)は、借主負担とする。

・鍵交換費用(○○○円)は、借主負担とする。

とかです。

クリーニング費用は、通常損耗にあたりますので、国交省のガイドラインでは、貸主負担になります。ただ、「特約」に入れることにより、ガイドラインでは貸主負担ですが、借主負担ということに出来ます。

鍵交換も同様です。

 

もちろん、「特約」を記載するのに条件があります。

・特約が必要なことであり、暴利的でないなど合理的客観的理由が存在すること

・賃借人が特約によって、通常の原状回復を越えた修繕であることを認識していること

・賃借人が特約の義務負担を意思表示していること

この3つにい、加え裁判所の判例でもあるのですが、借主がいくら負担するか予想出来る、かつ内訳が詳しく説明されている場合に「特約は有効」とする傾向にあるようです。

 

穴が目立たない代用品

通常の生活で行われる範囲のものであれば、復旧費用は借主が負担しなくてよいとお伝えしましたが、いくら画びょうの穴は小さいかとらといっても、何度も何度も刺したり抜いたりしていると穴が大きくなってきます。

そこでちょっとでもそういったことを防ぐために、ポスターやカレンダーを貼る際のちょっとした工夫や代用品を紹介します。

ホッチキスを利用する

ポスターやカレンダーを止めるのに、画びょうを利用するより、ホッチキスを利用すると穴が目立ちません。

手順は、以下の通り。

 

180°にホッチキスを開いて、

 

針の出る箇所を壁にあて、押すだけです。

そうすると、ホッチキスの針が壁に刺さります。画びょうは1ヵ所での固定ですが、ホッチキスは2ヵ所での固定ですので、外れにくくなってます。

また、画びょうは自然に抜けてしまうと、足で踏んずけてしまう可能性がありますが、ホッチキス針ですと、安全ですよね。

 

ホッチキスを探していたら、便利そうなグッズがヒットしたので、ご紹介しときます。

ブラシのような形状のプラスチック片ですが、ホッチキスでこれを壁に固定すると、壁掛け時計を設置することが可能です。

さすがに壁時計は、画びょうとはいかないかなと思っていたので、これはいいんじゃないでしょうかね。

 

ニンジャピンを使用する

ニンジャピンってご存知ですか?

私も自宅で使用しているピンなんですが、ただのピンとしか把握していなかったので、調べてみると、「ニンジャピン」っていう名称が付いてました。

これです↓

これも通常の画びょうより先が細くなっているので、穴が目立ちません。

また、壁クロスには多少の凸凹がありますので、抜いた後、指で少し擦ると穴が目立たなくなります。

 

テープを使用する

画びょうは大丈夫そうだと聞いても、やっぱり心配だという方は、テープを利用して、ポスターやカレンダーを貼りましょう。

普通のセロハンテープでも良いかと思いますが、粘着力の問題もありますので、多少粘着力のありそうなものを使用した方が良いかもしれません。

お近くのホームセンターに行けば売ってると思います。

 

中には、下のようなフック付きの粘着テープもあるようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

賃貸物件で壁に画びょうを使用することは基本的にOKです。

小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、お子様の書いた絵や写真を貼っている方も多いでしょう。あまりに多いと、画びょうOKと言いつつも、目立ってしまいます。そんな時は、ホッチキスやテープで代用してみましょう。

じゃ、また!